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映画「天使のくれた時間」あらすじ、感想、ネタバレあり!もしもあの時ああしていたら・・・

 

2000年サターンファンタジー映画賞を受賞した「天使のくれた時間」

製作陣には「レッドドラゴン」「ラッシュアワーシリーズ」のブレット・ラトナー監督、 デイヴィッド・ダイアモンドとデイヴィッド・ワイスマンが脚本に加わっております。

本作は「昔のあの時にもし真逆の選択をしていたら・・・」とみんな誰しもが思ったことがあるであろう感情をテーマにしています。

やり直したいことが多すぎる・・・

恋人との未来よりも仕事にすべてを捧げてきた男が、人生において本当に大切なものは何なのかを知っていくラブストーリー映画です。

テーマだけを聞いただけではついしっとりとした恋愛ものなのかと思ってしまいますよね?

ですがそんなことはありません。ニコラス・ケイジが主演ということもあり、ちゃんと笑えるところと感動できるところが見事に表現されております。

「天使のくれた時間」はクリスマスに観るべき映画としては3本の指に入るといっても過言ではない映画です!非常に心温まる内容として描かれている為「恋愛映画はあんまり見ないんだよなぁ~」という方でも十分楽しめる内容なのではないでしょうか。

ということで、こちらのページでは映画「天使のくれた時間」あらすじ、ネタバレ感想についてご紹介させていただければと思います。

天使のくれた時間の作品情報

タイトル 天使のくれた時間
原題
The family man
製作年 2000年
上映時間 125分
ジャンル ラブストーリー
poboの評価

 

天使のくれた時間のあらすじ

 

1987年、ジャック(ニコラス・ケイジ)と彼女のケイト(ティア・レオーニ)は空港で別れを悲しんでいた。

出発の直前、ケイトは「これが二人の最後になってしまう予感がする・・・」とお互いに持っている夢の為に離れ離れとなってしまうよりも、二人が一緒にいる事の方が大切なのではないか、行かないでほしいとジャックに頼む。

しかしジャックは「僕らに別れはない」と返した。たとえ離れていたとしても二人は何も変わることはないという言葉を残してロンドンへ旅立っていった・・・。

 

2000年、空港での別れから13年が経ったクリスマスイブのマンハッタンにて、ジャックは大手金融会社の社長となり高級タワーマンションの最上階に暮らす億万長者へとのし上がっていた。

彼は2日後に大きな商談が待ち受けていた。その大事な会議の後、秘書からある電話へ折り返すよう言われる。それは13年前に空港で別れたケイトであった。イブに1人で寂しくなり昔の恋人を思い出して軽い気持ちで連絡してきたのだろうと、ジャックはかけ直すということはしなかった・・・。

その夜ジャックが店に入ると、ホームレス風の黒人男性が店員と口論している場面に出くわした。咄嗟に仲裁に入り男と共に外へ出る。そこでジャックは「真面目に働き僕のように全てを手に入れたほうがいい」とお節介をやく。そしてその男性に「お前は今欲しいものがないのかい?」と聞かれジャックは「ない。僕はもう全てのものを手に入れた」と答えた。

そこで大笑いした男性が「それならお前にきらめきを見せてあげるよ」と言った。言葉の意味のわからないジャックは帰宅後すぐに眠りについた。

目覚めた彼を待ち受けていたのは、13年前にロンドン研修へ行かなかった選択をした場合の人生だった。見慣れない部屋のベッドで隣に寝ていたのはあの時別れたはずのケイトだったのである。

 

天使のくれた時間のネタバレ感想

 

「天使のくれた時間」は本当に誰もが楽しむことのできるラブストーリー映画だと私は思います。

ジャックのように誰しもが自分の夢を信じ、歩み続けている方も多いでしょう。彼のように一つの事に集中しすぎていて周りが見えなくなっている方ももちろんいるはずです。

そんな全ての人に共通して起こり得る感情を非常に面白可笑しく表現できている作品となっております。

ジャックへの感情移入がやばかったです。

そしてなんといってもパラレルワールドにおけるジャックを取り巻くキャラクターの暖かさがたまらないです。家族はもちろん、天使や親友など、ジャックが元々人情深い人間であったからこそもう一つの道を選んでいたとしてもこれほどまでにぬくもりある環境がそろっているんだと思います。

特にジャックの妻のケイトが素敵過ぎます!こんなにも可愛いくて綺麗な女性を奥さんにできたらめちゃくちゃ幸せだろうなと思います。お金や優雅な生活よりも、日常にあるささやかなものにきちんと幸せを感じることのできる芯の強い女性です。

ジャックの感情の変化

ジャックは初めはパラレルワールドへの環境変化にまったくなじめずにいました。優雅な独身生活を謳歌していた現実世界とは違い、

毎朝犬や子供たちに騒がしく起こされ、家も都市部ではなく郊外の平凡な一軒家、仕事も金融関係とは程遠くタイヤのセールスマン、来ている服もハイブランドなものではなく安物など。成功を収めていた以前の彼の生活水準とはまったく違ったものであったからです。

最初は驚くだけで精一杯だったジャックでしたが、次第に彼の我慢にも限界が訪れました。妻であるケイトに「僕は大企業の社長にもなれる人間で、もっと成功しているはずなんだ!君はこんな暮らしに本当に満足しているのか!?」と声を荒げてしまいます。

それに対してケイトは「私にとっては最高のサクセスストーリーよ」とジャックに告げました。

1番印象的なシーンです

このことからジャックは次第にこの現実を受け入れ始めます。今まで見えてこなかったささやかな幸せに気付き、心地よさすら感じていくようになっていきました。

しかしこの世界はきらめき・・・。大切なものに気付いた途端終わりはやってきてしまうのです。

天使のくれた時間感想まとめ

「天使のくれた時間」は本当に大切なものは何なのかを視聴者に問いてくれている作品だと私は思います。

今作の主人公ジャックは自分に絶対の自信があり、歩んできた道に間違いはないという男性です。そんな彼が奥さんや子供、無償の愛を注ぎ、注いでくれる家族を作っていくことが自分にもっとも足りないことだと気付くことが出来ました。

ただ勘違いしてはいけないと思うのは、彼のように仕事に没頭しているすべての人達が間違いだと訴えている作品ではないということです。

先に述べたように、今作は大切なものは何なのかを問いてくれている作品。教えてくれている作品ではないということです。たまたまジャックが主人公であっただけで、本当に大切なものというのは私たち視聴者それぞれに違いがあると私は思っております。

主観にとらわれずに、自分に見えていないものの中に本当に意味のあるものが潜んでいるかもしれないと私たちに教えてくれているのではないでしょうか。

天使のくれた時間のキャスト

 

監督 ブレット・ラトナー
ジャック ニコラス・ケイジ
ケイト ティア・レオーニ
天使 ドン・チードル
アーニー(ジャックの親友) ジェレミー・ピベン